DXパートナー!Salesforceで営業と経理のDXを加速

株式会社赤鹿地所は、兵庫県姫路市で宅地分譲・不動産事業など総合不動産業を展開しています。取り扱いは80%が姫路市の物件という地域密着型のビジネスで、創業以来30年以上、顧客や同業者からの信頼を得て、多くの実績を積んでいます。

今回は、営業部門において既に導入しているSalesforceを経理部門と連携させ、「社内のシステム統一」を実現するために、フライクにご相談された経緯や現況などを、取締役兼開発事業部部長の福居氏、取締役兼経営管理部部長の大重氏、そして、経営管理部の山本氏に伺いました。

導入ツール

  • セールスフォース
  • freee会計
  • slack
  • box
  • Google Workspace
  • Account Engagement

提供サービス

  • consulting
  • system
  • support
  • design
  • partner

Before

  • 経理部門では手作業が多く、デジタル化が進んでおらず非効率な業務が多かった
  • 大きなお金が動くビジネスモデルであるが、営業部門と経理部門のコミュニケーションエラーが発生し、急いで大金を用意するなどの事前準備を整える準備ができていなかった
  • 顧客や銀行との手続きにおける帳票をExcelやWordで作成しており、Salesforceとの二重入力が仇となり、帳票とデータの相違が生じていた

After

Salesforceとの連携によるシステム構築によって

  • 会計ソフトの「手入力」による人為的ミスがなくなり、年間500件分の作業における約100時間+二重チェック工数の削減を実現
  • 契約書類や各種帳票等をSalesforceから出力することでデータと提示物との情報差異がなくなる
  • 「承認申請機能」や「Slack通知機能」を構築し、営業と経理部門間で発生する決済におけるコミュニケーション問題を解決
  • 営業と会計との「リアルタイムによるコミュニケーションの仕組みづくり」により業務の効率アップ

自社で進めていたデジタル推進とDX化。それでも発生した課題

当時の課題を教えてください。

福居氏

営業に関わる部分では、既にSalesforceを導入して顧客管理や案件管理を含めたCRMを中心にDX化は進めていたので、業務効率は上がっていました。しかし、実際の入金など経理サイドとの連携ができていませんでした。例えば、紙で書類を提出したりなどデジタル化が遅れていて。

そのため、入金・売上・売掛金などの入金状況を確認できるように、営業と経理部門のコミュニケーション円滑化のためのシステムを構築して、組織全体のデジタル化、そしてDX化を推進することが課題でしたね。

また経理サイドでは、インボイス制度などの法改正にともなって営業との連携は必須となり、DX化を進めることは重要課題でした。

大重氏

もともと勤怠とか経費精算などは「Money Forward」を使用していましたが、給与や会計にも利用しようとしたら制約があり、また我々がやりたいと思う業務に関しては複雑になって費用が高額になる。その上、データのやり取りも制約があるなど、ツールとしては利用が限られていました。

また、弊社には福居が管轄している営業・用地仕入・賃貸と、大きく分けると3つの部門があるのですが、それぞれ使ってるソフトがバラバラで、自分たちが使いやすいようにどんどん改定していく。経理サイドがそれに慣れた頃にまた変更したりするので、それに振り回されていました。

つまり、営業側と会計側がそれぞれ違うシステムでの処理をしていたので、相互の連携がなく、組織全体でのDX化と最適化が課題でした。

営業サイドと経理サイドのコミュニケーションに関して、システム上での連携以外に何か課題はありましたか?

福居氏

経理サイドとの業務上のやり取りは「Slack」を主に使用していました。ただ、入金日の連絡など、多いときにはPDFで週に数十件くらい送付して。このようなタスク管理では漏れを完全に防ぐことは難しいと感じていました。

また、営業と経理部門では休日が異なり、勤務スタイルが異なります。そのためSlackによるコミュニケーションでは、同じくタスク管理に不備が生じたり、経理サイドからの書類を社内のフォルダに保存するといった作業も増えるなど負担もありました。

フライクの情報発信に自社の悩み解決のカギがすべて詰まっていた

そのような状況の中、どのようにしてフライクと出会ったか教えてください

大重氏

たまたまYouTubeでフライクのことを知りました。「Money ForwardとかSalesforceとかをつないで業務がうまくできるようになりますよ! 」って。

福居氏

「Salesforce設定」とかで検索したら、フライクのYouTube「システム組立チャンネル」が出てきて。

Salesforce関連の解説動画はたくさんありますが、あまり人が出て説明しているものがなかった。それで結構面白いなと思って会社のHPを見たら、まさに弊社がやりたいと思っていた「SalesforceとMoney Forward、freeeとか、会計システムを連動してシステムを組み立てるのが得意」というブログ記事を見つけました。

そのブログ記事中の画像「システム連携組立図」が非常にキャッチーで、自分たちの悩みが全部詰まっていた!

他も検索してみましたが、フライクさんのようにブログで「こういうところまでできますよ!」ということを発信しているところはありませんでした。

弊社が、各部門で違うシステムを使って部門最適化として進めてきたDXを、組織全体の最適化として進めたい。これを「フライクさんなら解決してくれそうやなっ!」と思って問合せをしました。

大重氏

そう、その大瀧さんの出していたシステム連携組立図で、「SlackとかBoxも含めて、こうやってつなげていけますよ」みたいな。ちょうど弊社が使っているソフトのようなものがいっぱいあって、課題解決の可能性を感じましたね。

コーチング×業務理解力の2軸で進めるフライクのプロジェクト推進

その後フライクにサポートの依頼を決断された理由は?

大重氏

初回面談の時に、大瀧さんから「私freeeの出身なんです!」そして「営業マンしていました!」という話から始まりました。

それから、弊社の悩みをコーチングじゃないですけど、ひたすら話を聞いてくれて。「あ~わかります、わかります。他のクライアントさんでも同じような悩みを解決してきましたから」とか、「うちができるところはここまでで、後は税理士さんとか会計ソフトさんにつないでいきますね」など、誠実な姿勢で、いろいろ具体的な事例を含めながら教えていただきました。それで、ここなら安心してお任せできると感じましたね。

なるほど。現在プロジェクトが進行中ですが、フライクの対応に関して正直な感想をいただけますか?

福居氏

今まで何回も打ち合わせをさせていただいていますが、事業ごと、業務ごとに弊社のビジネスを説明していくと、「なるほど、こういうことですね!」と、打ち合わせ段階で全体を理解してもらえる。

実際のところ、自社の悩みを言葉で伝えるのは難しいのですが、その辺りも1回で伝わるといったコミュニケーションにおける理解力の高さが素晴らしいですね。その理解力の高さのおかげで円滑に進んだということもあって、その点でも信頼できます。他には「あれがこう、これがこう」って次々と相談しても、親切に対応してくださるのもありがたいですね。

大重氏

こちらが「こういうことをやりたい」「こんなことで悩んでいる」と言うと、「つまり、こういうことですよね」と、話をきちんと整理してくれる。そこから「こういうことですか?」と質問してくれるので、自分でも「こういうことで悩んでたんやな」と気づけるんですよ。

また、システムで解決すること以外のことも、いろいろ教えてもらうことがあって。例えば、社内のコミュニケーションによるストレスについて、すべてをシステムで解決するのではなく、できるところはルールを作って人間同士で解決するとか。フライクさんにとってプラスにならないようなことでも、「関係ないよ」って言わずに気軽に相談にのってくれるので頼りになりますね。

山本氏

面談の際にいつも、「前回ここまでやったので、今回は、ここをこうやっていきます」と、きちんと段階を踏んで説明してくださるので、自分の考えるべきことが明確になります。私自身もそういうところを学んで、今後の業務に活かしていきたいと思っています。

会計システム「手入力」から「自動入力」へ

~ 年間500件分の作業に対する約100時間の工数削減で作業効率アップ

フライクとプロジェクトを開始されて、現時点での業務上での変化や、今後期待できそうな成果はありますか?

福居氏

まだ本運用ができていないところもありますが、想定可能な部分で言うと、今まではSalesforceと連携していなかったので、営業サイドがSalesforceに入力したデータを会計システムに手作業で再入力していました。

それが連携すれば、年間500件くらいの売掛金とか未収金の回収状況を、1件あたり10~20分入力にかけたとして約100時間くらい工数を削減できます。それに伴い人為的ミスとストレスが大幅に減少すると期待しています。

また、これまでは帳票をExcelで作成していたのですが、営業サイドのSalesforceにある情報との差異が生じていました。ですので、システムを一本化して営業サイドの入力情報が帳票として出力できれば問題解決できますね。

不動産業ですので金額の大きい決済に関して、「承認申請」のような機能の追加を提案していただいています。承認が下りたら資金の用意ができるよう通知する仕組みを作れば、会計部門とのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

大重氏

経理と営業マンの間で、契約内容や売上金額、案件の動きなどがリアルタイムで見える化されるのが最終ゴールです。そして、仕入れの部分で、土地を仕入れてから売るまでに実際どれだけ儲かったのか全員に共有できたらいいなと思っています。

いいシステムを作っていただいているので、あとは弊社が使いこなせるようにしないと。それがうまくいけば、本当に仕事がやりやすくなるでしょうね。

山本氏

このプロジェクトのおかげで、営業サイドと改善について話し合いを重ねながら業務の見直しと修正をしました。おかげで、入金システムが確立して、物件の領収書とか入金の確認とか流れがよくなることで大変助かっています。

それから、システムを導入して業務効率化が実現すれば、私としては「従業員が働きやすくなるような福利厚生」、「新入社員にとって魅力的な環境作り」、そして「自分自身のスキル向上」のために空いた時間が使えると期待しています。

Salesforceだけではない、企業にとって最適なDXプランを考えるパートナー選び

赤鹿地所様にとって、あらためてフライクはどのような存在でしょうか?

福居氏

弊社のような中小企業だと、社内にシステム担当などの人的リソースが少ないので、DX推進の必要性を認識していても、とりあえず部分的な導入から入る場合が多いのではないでしょうか。しかし、組織全体で考える状況になったとき「全体最適化のシステム構築」を提案してくださるフライクさんの存在はありがたかったです。

「Salesforce導入支援をやってます」のようなところは多いのですが、特に「Salesforceと会計システムとの連携」をしっかり打ち出しているベンダーさんは少ない。そこはフライクさんの強みなんやろね。その分結構なお値段はしますが、こちらの要望に合わせて、他社のできないことをやってくださる点で費用対効果は期待できます。

大重氏

フライクさんと言えば、まず大瀧さんという熱量の高い社長が印象的ですね。弊社の社長、赤鹿も熱量が高くて、すごく自信のあるタイプなんですが、同じようなキャラクターのお二人が話をする様子を見ていて、「トップに立つ人がどれだけ自分の会社を愛して、どこに向かいたいか」をしっかり伝えてくれたので、僕らも会社の方向性が明確になって相談しやすかったです。

それと、いろいろな業務で他社と取引をしてきましたが、パッケージで売ってる会社は融通が利かない。こちらから要望を出しても、「それはちょっとできません」とか「それは別料金になります」とか。大きい会社ほど、いろんなソフトをどんどん勧めてくるんですが、つながっていかないんですよ。

単体で見ていくと時間がすごくかかるし、その辺りの実務的な悩みをフライクさんはしっかり聞いてくれるし、アドバイスもしてくれて本当に助かりました。

業務効率化のためにSalesforceを導入しただけではうまくいかない。やはり、運用サポートがしっかりしている会社をパートナーとして選び、伴走していく体制をとれば成果が出ると思いますね

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