「Salesforce導入する前に!」流れと導入支援を利用するときの費用やコツを解説!

「Salesforce導入する前に!」流れと導入支援を利用するときの費用やコツを解説!

本記事ではSalesforce導入する前に読んでもらいたい導入の流れと導入支援を利用するときの費用やコツについて解説します。

  1. Salesforceを導入するときの流れ
  2. Salesforceの導入支援(コンサルティング)を利用するときの流れ
  3. Salesforceを導入するときの項目別導入費用
  4. Salesforce導入支援企業の成功事例
  5. Salesforceを導入するときのコツ

を知りたい方はぜひ最後まで読み進めてくださいね。

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Salesforceとは?

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Salesforce導入

セールスフォースとは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供しているクラウドサービスです。

企業と顧客をつなぐ顧客管理ソリューションを提供するサービスを展開しており、

顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRMプラットフォームです。

セールスフォース・ドットコム社のクラウド製品は、全世界で16万社以上の企業が導入しています。

日本国内でも、日本郵政グループやトヨタ自動車などの大手企業をはじめ、

多くの企業で使われています。

Salesforceを導入するときの流れ

Salesforce導入

Salesforceを導入するときの流れについて解説します。

ステップ①Salesforce(システム)導入のことを一度忘れる!

Salesforceを導入するときは、システム導入をするという意識をなくして目的を明確にします。

企業が取り組むべきなのは「ITツールの導入」ではないからです。企業が求めているのは、導入したITツールを自社メンバーが徹底的に使いこなし、ITツールにかかった費用の3倍以上は効果を出すことだとフライクでは考えています。

フライクにご依頼いただければ、Salesforceを導入した後の姿を一緒に考えることができるので、ぜひ一度ご検討ください。

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ステップ②Salesforce導入失敗しないために自社の業務フローを徹底的に洗い出す! 

今のビジネスプロセス・営業プロセスを全て可視化します。

まず課題がどこにあり、その課題を解決するための方法を考えることからスタートして根本的な課題解決を目指します。

ステップ③理想的な状態・状況を考える

そして、Salesforceに置き換えるとどのようなシステム画面になるかを明確にした上でシステムを導入して利活用を進めていきます。

あくまでもSalesforceはツールなので、理想の状態を作るためにどのようなアプローチができるのかを検討し、導入するというステップが大切です。

「As is To be」や「ギャップ分析」といった呼び方もしますが、企業が掲げる「ビジョン・ミッション」と、「それらを実現することができていない現状とのギャップを埋めるために何が必要であるか?」を考えることが大切です。

Salesforceの導入支援を利用するときの流れ

Salesforce導入

Salesforceを導入した時の流れは以下の通りです。

  • ステップ①導入理由や目的を明確にする
  • ステップ②要件定義の作成
  • ステップ③Salesforce環境の構築
  • ステップ④Salesforce導入に向けて社内トレーニング
  • ステップ⑤Salesforce利用定着化とPDCAを回し改善

一つずつ解説します。

ステップ①導入理由や目的を明確にする

Salesforceを導入したときには、導入理由や導入の目的を明確にしましょう。

「便利そうだから導入する」など明確な目的がないまま導入してしまうと、Salesforceが定着せずに導入失敗となってしまうケースもあります。

導入目的の例としては以下のものがあります。

  • 営業活動の効率化・DX化
  • 営業ノウハウの共有による営業成績の向上
  • 営業教育コストの削減
  • 顧客満足度向上
  • マーケティングと営業部門の連携
  • 社員を適正に評価できる

ステップ②要件定義の作成

目的が決まったら、要件定義を行います。

要件定義とは、システム開発などのプロジェクトを始める前の段階で、必要な機能や要求をわかりやすくまとめていく作業のことです。ゴールが不明確だと、どのように進んだら良いかが分からないため、要件定義はプロジェクトを成功させるためにとても重要です。

ステップ③Salesforce環境の構築

要件定義が完了したら、Salesforce環境の構築を行います。

この構築は自社で開発もできますが、パートナー企業に依頼して開発してもらった方がSalesforce導入は成功しやすくなるでしょう。

なお、Salesforceを導入するときにかかる費用は以下の通りです。

  • ライセンスの利用者数に応じて変動する費用
  • 初期導入および追加機能構築におけるオリジナル機能開発費用
  • 保守・メンテナンス・定着化にかかる費用

詳細な解説は以下の記事で行っているので、興味のある方は参考にしてください。

ステップ④Salesforce導入に向けて社内トレーニング

Salesforceの構築が終わったら、導入に向けて社内トレーニングを行いましょう。

Salesforceで疑問や課題が発生したときに対応ができる「アドミン(管理者)」を用意しておくと、社内で何かあった時も安心です。

ステップ⑤Salesforce利用定着化とPDCAを回し改善

最後にSalesforceが定着するようにPDCAを回し改善を続けていきます。

Salesforceを導入するときの項目別導入費用

Salesforce導入

Salesforceを導入する時の項目別導入費用について解説します。

  • ①CRM機能(顧客管理+ダッシュボード)を実施したときの目安金額:90万円(初年度)
  • ②CRM+SFA機能(顧客管理+案件管理+ダッシュボード)を導入したときの目安金額:150万円
  • ③CRM+SFA+クラウドストレージ(Box)を導入したときの目安金額:217万円
  • ④CRM+SFA+会計機能を導入したときの目安金額:612万円 

それぞれについて解説します。

①CRM機能(顧客管理+ダッシュボード)を実施したときの目安金額:90万円(初年度)

CRM機能(顧客管理+ダッシュボード)を実施したときの目安金額は90万円です。

内訳は以下の通りです。

【構築機能】

・顧客管理機能

 - 企業情報(30項目)

 - 企業担当者情報(20項目)

 - 未契約・契約情報管理(1契約タイプ・30項目)まで

・ダッシュボード(1ダッシュボード/6グラフまで)

・データ移行支援 

【ランニング費用】

 月額12,000円×1名(管理者)×12ヶ月+月額3,000円×4名×12ヶ月=28.8万円(年間)

【初期導入費用】

 40万円〜

【保守・メンテナンス・定着化支援】

 保守・メンテナンス費用:20万円(2ヶ月)

②CRM+SFA機能(顧客管理+案件管理+ダッシュボード)を導入したときの目安金額:150万円

CRM+SFA機能(顧客管理+案件管理+ダッシュボード)を導入したときの目安金額は150万円です。内訳は以下の通りです。

【構築機能】

・4−1のCRM機能(顧客管理+ダッシュボード)

・案件・相談管理 

【ランニング費用】

 月額12,000円×1名(管理者)×12ヶ月+月額3,000円×4名×12ヶ月=28.8万円(年間)

【初期導入費用】

 100万円〜

【保守・メンテナンス・定着化支援】

 保守・メンテナンス費用:20万円(2ヶ月)

③CRM+SFA+クラウドストレージ(Box)を導入したときの目安金額:217万円

CRM+SFA+クラウドストレージ(Box)を導入したときの目安金額は217万円です。

内訳は以下の通りです。

【構築機能】

・4−2のCRM+SFA機能(顧客管理+案件管理+ダッシュボード)

・顧客管理に紐付けたbox

・Boxにおける雛形フォルダの自動生成機能[6] 

【ランニング費用】

・Salesforce

 月額12,000円×1名(管理者)×12ヶ月+月額3,000円×4名×12ヶ月=28.8万円(年間)

・Box

 月額3,000円×5名×12ヶ月=18万円

【初期導入費用】

 150万円〜

【保守・メンテナンス・定着化支援】

 保守・メンテナンス費用:20万円(2ヶ月)

④CRM+SFA+会計機能を導入したときの目安金額:612万円 

CRM+SFA+会計機能を導入したときの目安金額は612万円です。

内訳は以下の通りです。

【構築機能】

・4−3のCRM+SFA機能(顧客管理+案件管理+ダッシュボード)

・見積書・発注書・請求書のPDF生成&boxに自動補完機能

・請求書送付機能

・freee会計への仕訳登録&債権管理登録 

【ランニング費用】

・Salesforce

 月額12,000円×1名(管理者)×12ヶ月+月額3,000円×6名×12ヶ月=36万円(年間)

・Box

 月額3,000円×5名×12ヶ月=18万円

・freee

 月額39,800円×1環境×12ヶ月=477,600円

【初期導入費用】

 450万円〜

【保守・メンテナンス・定着化支援】

 保守・メンテナンス費用:60万円(3ヶ月)

Salesforce導入支援企業の成功事例:Forty-Five Degree(45ディグリー)様

ここからは、Salesforce導入支援をFlykeにご依頼いただいた企業様の感想をご紹介します。

広島県広島市にある「Forty-Five Degree(45ディグリー)」は、

チューニング技術に定評があるHarley-Davidson専門ショップです。

Salesforceを導入することで以下の結果が出ました。

================

【定量評価】

・売上前年比113%UP

⇒Salesforce導入で一人あたりの労働生産性・作業効率化による実現

【定性評価】

・代表の仕事の進め方を棚卸ししたSalesforceを実現することによる抜け漏れ・共有漏れを最小限に抑えた。

・各従業員の【記憶】に頼らず【記録】に頼るデジタル利活用

・属人化していた仕事の進め方をSalesforceに落とし込んで、ノウハウの継承を進める

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概要をまとめると以下の通りです。

・フライクに出会う前まではExcelを使用しSalesforceのこと自体、知らなかった。

・以前より情報共有や管理に課題を感じていたが、ある時、従業員の休みをキッカケに課題の輪郭が明確になった。

・必死で獲得してきた案件が社内共有できておらず、結果お客様にご迷惑をお掛けした。

経営者としても、「防ぐ仕組み作り」をできていなかったことに悔しさを覚えた。

・「人に依存」しすぎずに「見積書」や「請求書」を一箇所で作成して共有管理ができる仕組みを検討していた。

・フライクはヒアリングの際に6時間ぐらいシステムの話を一切せずに、普段の業務、やりたいことの未来を聞いてくれた。

・導入支援のコンサルティング会社はシステムの部分的な提案をすることが多い。

業務が圧倒的に改善され業務フローが早くなった。

・案件自体をSalesforceに規則を設けて入力しているから管理ができている。

・導入前は社員もネガティブな意見の割合が圧倒的に多かった。

・導入直後も「Excelの方が良い」「使いにくい」という声が多かったが、現場と一緒に慣れと改善を行っている。

詳細については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

有限会社ヤスウラ様のSalesforce導入事例

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Salesforceを導入するときのコツ

Salesforce導入

Salesforceはうまく活用できればすごく便利なツールです。しかし、使いづらいと感じるユーザーもいます。本記事の最後に、Salesforceを導入するときのコツについて3つに分けて解説します。

  • 導入する目的を明確にする
  • 入力項目は最低限にする
  • 利用ユーザーへのFBを忘れない

一つずつ解説します。

導入する目的を明確にする

Salesforceを導入するときは、必ず導入目的を明確にするようにしましょう。先ほど解説したSalesforce導入のメリットを目的として設定するのもおすすめです。

  • 営業活動の効率化・DX化
  • 営業ノウハウの共有による営業成績の向上
  • 営業教育コストの削減
  • 顧客満足度向上
  • マーケティングと営業部門の連携
  • 社員を適正に評価できる

目的が不明瞭だと、ツールに慣れることや入力作業を行うことに不満を感じる社員が出てきます。必ず目的をはっきりさせるようにしましょう。

入力項目は最低限にする

Salesforceは自由にカスタマイズできることもあって、入力項目を増やしすぎてしまうケースがあります。あらゆる情報を入力して分析したいと思う気持ちはわかりますが、入力し続けることができる量にすることを心がけましょう。

どうしても入力項目を増やしたい場合は、入力を行う社員が今の入力量に慣れてからにしましょう。

利用ユーザーへのFBを忘れない

データを入力しても、そのデータを利用できなければ意味がありません。特に、情報を入力してくれる営業担当に対しては、フィードバックを忘れないようにしましょう。営業活動が正しいかどうか、作業量は適切か、どのような改善点があるのかを具体的にフィードバックできれば、Salesforce導入のメリットを感じてもらいやすくなります。

下記リンク先で無料でダウンロードできる営業支援ツール「Salesforce」の利活用に向けたノウハウをチェック項目としてまとめております。ぜひご活用ください。

【永久保存版】salesforce利活用チェックシート 資料ダウンロード

まとめ

本記事ではSalesforce導入の流れと導入支援を利用するときの費用やコツを紹介しました。

フライクでは、すぐにシステムの導入をご提案することはありません。お客様が行っている普段の業務、描いている未来をまずはヒアリング致します。

理由は、導入するだけでも比較的大きな金額が掛かりますし、そもそも活用できなければ意味がないからです。

・相談したいけど事前にシステム組立屋のサービスについてもっと知りたい

・DX推進パートナーとして具体的に何をしてくるのか…

まずは、弊社サービスのVision Road Mapプログラムの資料を無料ダウンロードできますので、ご確認いただくことをお勧め致します。

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監修者
大瀧 龍 株式会社フライク 代表取締役

福岡県福岡市出身。富士通グループ会社のシステムエンジニアや営業支援などを経て、2017年にfreee株式会社に参画。九州支社長と広島営業所長を兼任し、2019年には西日本の責任者としてマザーズ上場に貢献する。同年2019年に「3rdコンサルティング株式会社」を創業。システムを活用した中小企業の経営課題解決やIT化、DX化支援に取り組む。システムエンジニアや営業として現場で培った経験を生かして、フロントオフィスとバックオフィスの両方をカバーし、システム設計・開発から運用提供まで一括して提案できるコンサルティングを追求。

2021年11月に社名を「株式会社フライク」に変更し、新たなスタートを切る。IT普及を目指すコミュニティ「ふくおかクラウドCafe」や、YouTube「システム組立ちゃんねる」なども運営し、地方企業のIT化推進に日々努めている。

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