【Salesforceとkintone】の違いを動画と記事で徹底解説

結論 Salesforce VS kintoneは難問です。
こちらのサービスがいい!!!絶対オススメ!!!
ではなく、適材適所だからということになります。
ではどうやって判断するの? という質問になると思います。
判断軸は非常に難しく

  • 自社の置かれているITリテラシー
  • 今後の発展性
  • 今のビジネスの状況

によって異なるため、どちらのサービスが適材適所かどうか判断ができません。
Salesforceとkintoneどちらを選ぶべきか?動画でも解説していますので、ご覧ください。

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顧客管理=Salesforce?kintone?どちらを選ぶべき!?

顧客情報を管理したい、販売管理システムをオリジナルで作りたいというリクエストを多々いただきます。
その場合、Salesforceがいいか?Kintoneがいいか?の論点になりますが、私は以下の内容で切り分けています。

  1. 導入検討しているクライアントのビジネスモデル
  2. 販売している商材・サービス

クライアントのビジネスモデル

ビジネスモデルを書き出すときりがないですが、一回きりのお付き合いで終わるのか?5年〜10年後もお付き合いする可能性があるのか?で考えていきたいと思います。

一回きりのお付き合い&単発でのお付き合いが続く

この場合、私は迷わずkintoneをおすすめします。
理由は明確で、多くのメンバーが低コストでクライアント情報を閲覧することができるからです。
また、「過去買った商品やサービス」「今購入検討している商品やサービス」「今後検討するであろう商品やサービス」といったことを点で考えることができるビジネスモデルであれば尚更です。

5年〜10年後もお付き合いする可能性があるのか?

これは上記の例と逆の発想です。 過去購入、現在検討、将来検討余地のある商品やサービスが点ではなく、線でつながっている場合は迷わずSalesforceです。
理由は「クライアント情報」から「契約管理」「購入商品」をすぐに確認し、購入タイミングを前倒しさせるためのアクションや分析がいるからです。

販売している商材・サービス

これは単純に「単価」ではなく、前章でお伝えしたお客様との付き合い方です。 お客様が

  • 自社を認知する
  • 自社に興味を持つ
  • 自社の商材・サービスの購入検討をする
  • 自社の商材・サービスを購入する
  • 自社の商材・サービスを追加購入する

といったタイミングで一人の営業マンがすべて実施する、もしくは人が介在せずに購入・再購入する場合は私はkintoneをオススメします。
理由は一人の人間が1クライアントの情報を【集中】して管理することができるからです。
ですので自分が記載した内容のメモ書きでOKです。
一方、それらの工程を複数の人間が介在する、つまり、マーケター、インサイドセールス、外勤、カスタマーサポートといった複数の役割を持った自社のメンバーが1クライアントにアプローチするのであればSalesforceとなります。

Salesforceとkintoneの違いとは?

Salesforceとkintoneの違いについて以下の観点から解説します。

  • 導入の目的
  • カスタマイズ性
  • 機能
  • 導入のしやすさ
  • 料金

導入の目的

Salesforceとkintoneはその目的と特性で大きく異なります。Salesforceは主に顧客関係管理(CRM)に重点を置いたプラットフォームであり、営業、マーケティング、サービス、そして分析といった機能が魅力です。大企業や複雑なビジネスニーズを持つ企業にとって選ばれることが多いです。

一方、kintoneは業務アプリケーションプラットフォームで、業務プロセス管理とデータベース作成に特化しています。ユーザーが直感的に業務用アプリケーションを作成し、業務フローを独自に設計できることが強みです。このため、特に小規模から中規模のビジネスに対して、業務効率化を図るツールとして役立ちます。

カスタマイズ性

Salesforceは高度にカスタマイズ可能なプラットフォームです。これは一方で、専門的なスキルや深い技術的知識が必要という事です。Salesforceをフルに活用するためには、一定の知識やカスタマイズ能力が必要となります。

対照的に、kintoneはコードを書かずにビジネスアプリケーションを作成することができます。利用者は専門的な知識が必要なく、ドラッグ&ドロップのような簡単な操作でアプリケーションを作成できます。

機能と使用方法

Salesforceは主にCRM機能に重点を置いています。

  • 顧客情報の管理
  • 営業パイプラインの追跡
  • マーケティングオートメーショ
  • 顧客サービスとサポートの管理など

一方、kintoneは業務プロセス管理とデータベースの作成に重きを置いています。ユーザーは自分たちのビジネスに最適なデータベースや業務フローを自分で作成し、プロジェクト管理ツールなどを設定できます。

導入のしやすさ

Salesforceの導入とカスタマイズには専門的な知識が必要です。また、全機能を活用するためにパートナー企業に開発や導入を依頼することが一般的です。

一方、kintoneの導入は比較的簡単で、技術的なスキルや知識が少なくても自分たちで独自のアプリケーションを作成できます。そのため、小規模から中規模の会社では、kintoneの方が導入しやすいと言えるでしょう。

料金

Salesforceの代表的な製品であるSales Cloudは機能や拡張性、サポート体制が異なる4つのエディションが展開されています。それぞれのエディションを次の表にまとめました。

Salesforce kintone連携

参考:https://www.salesforce.com/jp/editions-pricing/sales-cloud/

一方kintoneの利用料金は以下の通りです。

Salesforce kintone連携

参考:https://kintone.cybozu.co.jp/price/

Salesforceとkintoneの比較表

Salesforceとkintoneの比較表は以下の通りです。

Salesforce kintone連携

Salesforceとkintoneの連携方法

Salesforceとkintoneの連携方法は2通りあります。

  • APIを使用する方法
  • サードパーティの統合サービスを利用する方法

それぞれについて解説します。

APIを使用する方法

Salesforceとkintoneは両方ともAPIを公開しています。

そのため、自分でカスタムコードを書くことで、両方のサービス間でデータを移行したり同期したりすることができます。

ただし、この方法はプログラミングスキルやAPIに関する知識が必要です。

また、適切なセキュリティ対策やエラーハンドリングも考慮する必要があります。

サードパーティの統合サービスを利用する方法

ZapierやWorkatoなどのサードパーティの統合サービスを利用することで、Salesforceとkintoneを連携させることができます。

ZapierやWorkatoなどのサービスを使用すると、コーディングなしで両方のプラットフォーム間でデータを同期したり、特定のアクションに基づいて自動的にタスクを実行したりすることができます。

Salesforceからkintoneへの移行方法

Salesforceからkintoneへの移行方法は以下の通りです。

  • データのエクスポート
  • kintoneへのデータのインポート
  • アプリケーションの設定
  • データの確認とテスト

それぞれについて解説します。

データのエクスポート

まずはSalesforceからデータをエクスポートしましょう。

顧客情報、取引履歴、連絡先情報など必要なデータをエクスポートしてください。

Salesforceの「データローダ」を用いれば、CSV形式で出力することができます。

kintoneへのデータのインポート

次に、エクスポートしたデータをkintoneにインポートしましょう。

データ形式の対応する項目のマッピングを間違えないように注意してください。

kintoneの「データインポート」機能を使用してインポートすることができますが、項目によってはインポートするためにデータを整形する必要が出てくることもあります。

アプリケーションの設定

kintoneは、業務プロセスに応じたカスタムアプリケーションを作成する必要があります。

例えば、営業チームは顧客情報管理アプリを、マーケティングチームはキャンペーン管理アプリをそれぞれ作成します。

コーディングは基本的に不要です。

アプリケーションの設定を行いましょう。

データの確認とテスト

すべてのデータが正しくインポートされているか、アプリケーションが正常に動作するかを確認しましょう。

弊社が得意とするセールスフォース

実は弊社のクライアント様はほとんどSalesforceを使っていただいております。
決してKintoneの良し悪しではなく、私が経験してきたビジネスモデルや設計思想がSalesforceと合うからです。
自社で複数商材を扱い、お客様と継続したお付き合いが有り、複数の社内メンバーが1クライアントと向き合ってる、そして一番の大きなポイントは「1クライアントごとに高単価でカスタマイズした商品・サービス」を提案しているクライアント様が多いです。
単価が高く、LTV(LifeTimeValue)が長い商品・サービスの場合は、お客様情報を点ではなく線で管理する必要があります。 それらを設計するためにはSalesforceが適しているからです。

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【動画】Salesforceとは?導入前準備や使い方を簡単にわかりやすく解説

最後に

いかがでしたでしょうか?
ブログではなかなか伝わりづらいところもがあるかもしれませんが、本内容に関することやITのことをよりわかりやすくyoutubeでまとめております。
これ無料でいいの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、【地方×IT】を伝播するには必要なものですので是非御覧ください。
チャンネル登録していただけると定期的に情報取得できるので是非お願いいたします。

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監修者
大瀧 龍 株式会社フライク 代表取締役

福岡県福岡市出身。富士通グループ会社のシステムエンジニアや営業支援などを経て、2017年にfreee株式会社に参画。九州支社長と広島営業所長を兼任し、2019年には西日本の責任者としてマザーズ上場に貢献する。同年2019年に「3rdコンサルティング株式会社」を創業。システムを活用した中小企業の経営課題解決やIT化、DX化支援に取り組む。システムエンジニアや営業として現場で培った経験を生かして、フロントオフィスとバックオフィスの両方をカバーし、システム設計・開発から運用提供まで一括して提案できるコンサルティングを追求。

2021年11月に社名を「株式会社フライク」に変更し、新たなスタートを切る。IT普及を目指すコミュニティ「ふくおかクラウドCafe」や、YouTube「システム組立ちゃんねる」なども運営し、地方企業のIT化推進に日々努めている。

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